20250630|星もありふれている



 今週は『I love you』という話を書きました。タイトル、『ASTEROID』と悩んだのですが、多種多様な愛の形の話かなと書いていて感じたので前者で落ち着きました。
 今回は実質的な最終話なので見えるもの感じるものに素直になって書いてみました。前半部分なんかは特にそんな感じで読めるものになっているかどうか些か不安なのですが(いつもそうと言えばそうなのですが)、この光景についてはかなり最初の段階から頭の中にあった景色なので、それが消え去らないうちに書けてよかったなという気持ちもあります。物語を追っていくうち、見えなかったものが見えるようになる代わりに、書き始める前までは見えていたものが気が付いたら消え去っていてもう見えなくなっていることも多いから……。これはけっこう自分でも不思議なのですが、今回のシリーズについては書いているうちにアステロイドに感情移入していったというか、アステロイドの感情がいちばん分かるな、と思えるようになりました。彼女のことといえば、アステロイドがダイナに見付けられたとき、とにかく彼女の中で夥しい数の太陽が咲いた! ということだけはずっと分かっていて、でもそれがどういった場面で私に開示されるのかが未知数で分からないままずっと突き進んできたのだけれど、今回ついに彼女の見ていた光景が自分にも流れ込んできてくれたので書いていてすごく面白かったな。そんなわけで、二日間ぶっ通しで今回の話を書いていたので今かなり眠いです。小説の方は多少推敲したのですが、ブログの文章はいつもよりも酷いかもしれません。ご愛嬌ということでどうかご容赦ください。
 後半部分についてはいつものようにフォロワーさんから出していただいたアイデアをお借りしています。ロケットが彗星のように荒野に墜落することだったり、地上はお祭りムードで紙吹雪が舞っていることだったり、ルベリさんがダイナにビンタをかますところだったり、等々。ありがとう! 書いていて最も悩んだのは荒野に突き刺さったノアがどう見えるか、という部分についてかもしれません。当然ロケットなので地上に墜ちた後は星には見えないし、旗というには大きすぎるし……そんなこんなで
分からないのでそのまま書いていたのですが、不意に荒野のポケモンたちがそのロケットに集まる画が見えて、そこから人間たちがノアを見上げてからは早かったように思います。これはある種、ラザリムのポケモンタワーなのだと感じました。前半部分は激しい気持ちで書いていたように思うのですが、後半部分のノアの描写以降はかなり静かな気持ちでエンディングまで書いたふうに思う。書いているときの感情が、そのときの物語の光景や雰囲気に左右されがちなのは長所なのか悪癖なのかよく分かりません。
 『あたらしい星』はこれで一旦完結といってもいいと思っています。あと一話、おまけ的なエピソードを書こうと思っているので、もしご興味あればお付き合いいただけると嬉しいです! その後の展開についてはまた別でお知らせする予定です。まずはここまで読んでくださった方にありがとうをお伝えしたいです。ありがとうございます!


(七月に友人とたまごっち会をするのでそのための服を買ってきたよ)

 今日は姪のダンスの発表会があったので観に行ってきました。私の頭の中ではずっと三歳くらいの姪ちゃんが、クールな衣装を着てバチバチと踊っているのを見ると感慨深くて若干涙腺が緩む。姪はものすごく好奇心が旺盛なので、私にはちょっと信じられないくらいの数の習い事をしているらしいのですが、その中でもダンスはかなり幼い頃から好きでずっと続けているのでこれからも楽しく自由に踊り続けてほしいなと願っています。ヒップホップを踊る姪、カッコいいぜ。



 プリンくんもサンリオキャラクター大賞一位おめでとう。いつ見ても食べちゃいたいくらいかわいいね。